「何もなくて豊かな南の島:未来へひらく島 カオハガン」
昨夜(六月七日)日本から帰ってきた順子が、私の新しい本の「見本刷り」(見本として、、いちばん最初に何冊か印刷所から出版社に届けられる、刷り上ったばかりの本)を持ってきてくれた。新しい表紙がキラキラと輝いている。
早速、目を通す。ドキドキしながらページをめくる。見終える、ウン、なかなか良い!
本のタイトルは、「何もなくて豊かな南の島:未来へひらく島 カオハガン」。
私の九冊目の本になる。
この一年以上、構想を練り、原稿を書き、出版社に出版、編集をお願いし、すばらしい写真を使わせていただき、レイアウトをお願いし、たくさんの皆さんのご協力を得て、やっと誕生した私の分身、子どもなのだ。とにかくうれしい。
数年前、私の台湾の友人で、出版社に勤めていた曹翠雲さんが、私の本の中国語版を二冊台湾で出版してくれた。
一冊目は翻訳だったが、二冊目は私のいろいろな本から曹さんが文章を選んでまとめ、編集してくれた本で、タイトルは「我買了一個島」。写真がたくさん入ったその本が中国語圏で評判になり、大勢の方々に読んでいただいたようで、現在、カオハガン島に来てくださるお客さまの二割以上が中国語圏(台湾、ホンコン、マカオ、シンガポール、マレーシア、そして中国本土)からなのだ。
とてもうれしい。島にもその本が置いてあるが、中国語の読めない日本の人たちも、写真に魅せられてけっこう買っていってくれる。
今回の本は、その本から構想をいただいて創った本である。
いつも写真を使わせていただいている日本写真家協会副会長の熊切圭介さん、中国語版の写真を撮ったTOMIO陳さん、そして熊切先生の生徒だった若い渡辺わか菜さん、二人の写真家の秀作を百七十七枚散りばめた。カオハガンのうつくしさ、楽しさ、すばらしさが、ビジュアルにヒシヒシと伝わってくる。
文章はコンパクトだが、しっかりとした内容があり、何か詩のような感動を与えられたらすばらしいなと思いながら書いた。
伝えたかったことは、私が、この二十年で学んだ、島民たちの「自然とともにある、自然の流れに沿った生き方」のすばらしさだ。そして、そのカオハガンの海洋の「自然」と、島民たちの幸せの象徴である「笑顔」を、文章と写真で感じとって欲しかった。
それから、島との出会い、戸惑い、島で何をしようとしたのか、そして、たくさんの方々の協力を得てこの二十年間にやってきたこと、これからの夢、などが書いてある。そんな本である。
同時に、この本は、カオハガンを知ってもらうための案内書にもなっている。
「カオハガン・キルト」や「熱帯珊瑚礁保護区」をはじめ、カオハガンの楽しみ方が詳しく、たくさん書いてある。
これから、私たちが大きな変革をしなければならない今という時に、将来を考える、大切な本だと確信している。ぜひ、読んでいただきたい。
全国の書店に並ぶのは六月の十二日からです。出版社は「海竜社」です。
よろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
二〇〇九年六月八日
カオハガンにて
崎山克彦
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)








最近のコメント